■掲示板に戻る■ 全部 1- 101- 201- 301- 401- 501- 最新50涼宮ハルヒの雑談@MMOBBS
- 116 :名無しさん :07/10/12 23:47 ID:???0
- 絶対に結ばれることの無い糸を必死に絡ませようとして、また、
「朝比奈さん」
「なんですか?」
その先を言おうとするけれど、音が出ない。
ひゅう、と息が静かに出るだけで。情けなくて嘲笑を浮かべた。
僕の向かい側に立つ少女、朝比奈みくるは首を傾げてこちらを見つめている。
ふんわりとした淡い栗色の髪が、窓からの風にゆらめいた。
涼宮さんの命令を律儀に守る彼女は相変わらずメイド服を着込んでいて、くらりとする理性を必死に繋ぎ止めた。
「あ、あの、どこか具合でも悪いんですか?」
「いえ、大丈夫です。すみません」
「でも顔色も良くないですし……」
じぃっと僕の顔を大きな瞳が覗き込んでくる。
心の底で焦りながらも何時も通りの笑みで答えるが、彼女は引こうとしない。
どうしたものか、と考えていると、そうだ!と柔らかな声が響いた。
- 117 :名無しさん :07/10/12 23:47 ID:???0
- 「そう言えばこの間、体にいいお茶っ葉を買ったんです!」
今すぐ淹れますね、と周りが霞むような笑顔。
くるりと僕に背を向けた朝比奈みくるは慌しくお茶の準備を始めた。
こうなってしまっては何を言っても無駄だろう。
ふ、と微かな笑みを零して――小さな背中へと手を、伸ばす。
ちがう、だめだ。ぼくたちは、
ぎゅうっと握り締めた掌に食い込んだ爪が焼けるように痛む。
次に彼女がこちらを振り向いた瞬間、僕は一体どうなってしまうのか。
2人きりの空間はあまりに心地良くてあまりに息苦しい。
未だ訪れない3名の男女のことを脳裏に浮かべつつ、僕は小さな苦笑を零した。
ほつれた糸は、切るしかなくて。
萌えの一心で書いた。後悔はしていない(すまん嘘w)
文章力の無さには目を瞑ってくれるとありがたい。
切ない2人にかなり萌える。古泉がみくるを好きすぎるといい。
同人誌欲しい。
あ、でもいま古泉ノマカプ同人誌制作してるよね。
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